シンガポールのローレンス・ウォン首相は、訪問中のフランスのエマニュエル・マクロン首相との会談後、記者会見を行い、フランスとの二国間関係強化を発表した。これにより、フランスはシンガポールにとって欧州初の包括的戦略パートナーとなる。両国は、グリーン経済、人工知能(AI)、原子力といった新興フロンティア分野での協力を拡大するほか、防衛や教育に関する複数の協力協定に署名した。
マクロン大統領は、フランスもシンガポールも超大国ではなく、中国や米国に傾倒するつもりはないものの、世界の繁栄と安定のために中国と米国と可能な限り協力していくと述べた。
ウォン首相はまた、ヘグゼス米国防長官とも会談し、両国の軍事協力について協議した。
3日間連続で開催されるアジア安全保障会議「シャングリラ・ダイアローグ」が今夜シンガポールで開幕し、ヘグゼス長官とマクロン大統領が出席する。