5月の輸出入総額は3兆8,100億元で、前年同期比2.7%増加しました。このうち、輸出は6.3%増、輸入は2.1%減でした。
中国税関総署統計分析部の陸大良部長は、今年に入ってから中国経済は回復と改善を続けており、物品貿易は外的圧力下でも比較的堅調に推移していると述べました。5月も中国の輸出入は増加を続け、特に中米ハイレベル経済貿易協議以降、成長率が大幅に加速しました。営業日数は前年同期比で2日少ないにもかかわらず、5月は安定した成長を達成しました。
輸出面では、電気機械製品が依然として中国の主要輸出品です。中国は今年上半期、電気機械製品を6兆4000億元輸出し、前年同期比9.3%増となった。これは総輸出額の60%を占める。そのうち、産業用ロボット、電気自動車、集積回路、建設機械はそれぞれ55.4%、19%、18.9%、10.7%増加した。
輸入面では、鉄鉱石、原油、石炭といった主要商品の輸入価格が下落する一方で、電気機械製品の輸入額は増加した。
輸出入の主な形態としては、中国の一般貿易輸出入は今年上半期、前年同期比0.8%増加し、中国の対外貿易総額の64.2%を占めた。一方、加工貿易と保税物流による輸出入はそれぞれ6.2%、5.9%増加した。
今年上半期、最大の対外貿易事業者である民営企業の輸出入額は10兆2500億元に達し、前年同期比7%増となった。これは中国の対外貿易総額の57.1%を占め、前年同期比2.4ポイント増となった。同期間の外資企業の輸出入額は2.3%増加し、そのうち5月は4%増加した。月間の輸出入額は4ヶ月連続で増加している。
ASEAN、EU、米国は中国の主要3大貿易相手国である。今年上半期、中国とASEANの貿易総額は3兆200億元に達し、前年同期比9.1%増となり、中国の対外貿易総額の16.8%を占めた。EU向けは2.9%増加し、米国向けは8.1%減少した。
特筆すべきは、同期間、「一帯一路」建設参加国との輸出入総額が9兆2400億元に達し、前年同期比4.2%増加したこと、アフリカ諸国との輸出入総額が9632億1000万元に達し、同12.4%増加し、同期間としては過去最高を記録したことだ。