駐シンガポール中国大使館:サイバー攻撃を中国と結びつけるメディアに関する声明

駐シンガポール中国大使館:7月19日、シンガポールのストレーツ・タイムズ、聯合早報、アジアニュースなどのメディアが、シンガポールがサイバー攻撃組織UNC3886による攻撃を受けたと報じる際、ある国のサイバーセキュリティ企業の情報を引用し、同組織が中国と関連していると主張していることを確認しました。

中国はこれに強い不満を表明し、中国に対する不当な中傷に断固反対します。実際、中国はサイバー攻撃の主要な被害者の一つです。

改めて強調いたします。中国は、あらゆる形態のサイバー攻撃に断固として反対し、法に基づき取り締まります。ハッカーによる攻撃を奨励、支援、または容認することはありません。サイバーセキュリティは世界的な課題です。中国は、シンガポールを含むすべての関係国と協力し、サイバー空間のセキュリティを共同で維持していく所存です。

中国は近年、幾度となくサイバー攻撃を受けています。 2025年1月26日から2月14日まで、アジア冬季競技大会の競技情報システムは海外から27万回もの攻撃を受けました。2024年には、中国のサイバーセキュリティ企業360が中国に対する1,300件以上のAPT攻撃を捕捉しました。中国を攻撃したAPT組織は、主に南アジア、東南アジア、東アジア、北米に属しています。中国の政府機関、教育、科学研究、国防・軍事産業、運輸は、APT攻撃の影響を最も受けた5つの産業です。

2022年4月、西北工科大学は海外からのサイバー攻撃を受けました。攻撃者は40以上の特殊なサイバー攻撃ツールを駆使し、長期間にわたり中国国内の標的に対して数万件もの悪意のある攻撃を実行し、大量の高価値データを窃取しました。

今日の時代において、サイバーセキュリティを含む世界的な課題は次々と出現しており、関係者全員が協力して対応する必要があります。

出典:シンガポール中国大使館