シンガポールの製造業生産高の伸びが加速し、7カ月ぶりの高水準

シンガポールの製造業生産高は、2025年6月に前年同月比8%増となり、5月の下方修正値3.6%増から加速し、市場予想の7.1%増を上回りました。

これは2024年11月以来の力強い伸びを示し、エレクトロニクス(前年同期比6.6%増、前年同期比3.4%増)、バイオメディカル製造(前年同期比11.3%増、前年同期比4.6%増)、化学(前年同期比1.1%増、前年同期比0.3%増)、精密工学(前年同期比11%増、前年同期比18.9%増)の生産高増加が牽引しました。

一方、輸送工学の伸びは大幅に鈍化し(前年同期比9.2%増、前年同期比25.6%増)、一般製造業の生産高はさらに減少しました(前年同期比11.6%減、前年同期比8.7%減)。

季節調整済みの月次ベースでは、製造業生産高は5月の修正値1%増に続き、6月は横ばいとなりました。